AirPodsにリアルタイム翻訳機能が来る。通訳・翻訳の仕事は将来どうなる?

Apple、AirPodsにリアルタイム翻訳機能を追加へ
米Appleは、ワイヤレスイヤホン「AirPods」にリアルタイム翻訳機能を搭載する計画を進めている。
2025年に予定されているソフトウェアアップデートの一環として、iOS 19との連携で実装される見込みだ。
これにより、AirPodsを装着したユーザーは対面での会話を別の言語にリアルタイムで翻訳できるようになる。例えば、英語話者がスペイン語を話す人と会話する場合、iPhoneが音声を翻訳し、AirPodsを通じて英語で伝える。また、英語話者の発言もスペイン語に翻訳され、iPhoneのスピーカーから流れるという仕組みだ。
競合の「Google Pixel Buds」には以前から同様の機能が備わっていたが、Appleは自社のエコシステム内でこの技術を強化することで、より直感的な翻訳体験を提供することを目指している。

画像出典:みんな外国語ペラペラ、ドラえもん「ほんやくコンニャク」は作れるか
山崎 洋一 日経 xTECH/日経コンピュータ
ちなみに、上記の日経コンピュータの記事が書かれたのは2019年。
当時のAI翻訳といえば、DeepL・POCKETALKなどが主流であった。
そこから約6年で、ほんやくコンニャクの実現が近づいていると考えると、技術の進化スピードに驚かされる。
通訳・翻訳の仕事はどうなる?
この技術の進化は、通訳・翻訳業界に大きな影響を与える可能性がある。
これまでもGoogle翻訳やDeepLなどのAI翻訳ツールが登場し、プロの通訳・翻訳者の役割に変化をもたらしてきた。
AirPodsのリアルタイム翻訳機能が普及すれば、カジュアルな日常会話や旅行、ビジネスの場面での即時翻訳が可能になり、通訳の需要はさらに変化するだろう。
一方で、技術が進化しても、機械翻訳では対応できないニュアンスや文化的な背景を考慮した翻訳の重要性は変わらない。法律や医療、ビジネス交渉といった専門的な領域では、人間の翻訳者の価値は依然として高いと考えられる。
機械翻訳がニュアンスまで伝えられるようになっても、その言語の話者じゃない限り「その表現が適切かどうか」はジャッジできない。重要な商談や会合であるほど、生身の通訳者の価値は相対的に上がっていくと思われます。
人間の役割は、AIが出すアウトプットに対する最終ジャッジに集約していくのでしょう。
ユーザーの反応
SNS上では、この機能に対するさまざまな意見が見られる。
- 「Androidユーザーの自分でもiPhoneを買いたくなるレベル😂 海外旅行の際には間違いなく購入を検討する!」
- 「まるでドラえもんの『翻訳こんにゃく』みたいだ!」
- 「外国人対応が必要な警察官が使えば、現場でのやりとりがスムーズになりそう。事故対応にも役立つかも!」
- 「この機能が広まると、『もう英語を勉強しなくていい』と誤解する人が増えそう。結果的に、言語を操れる人とそうでない人の格差がさらに広がるのでは?」
技術の進化に伴い、「語学を学ぶ意味」は変化していくだろう。これまで語学学習の主な目的は「機能的価値」、つまり実用性だったが、今後は「情緒的価値」へと移行する可能性がある。言語を学ぶことが、異文化理解やコミュニケーションの深化、アイデンティティの形成により大きな役割を果たす時代が来るかもしれない。
皆さんは、この技術の進化をどう考えますか?