・明日までのプレゼンまだ出来ていない、、、
・資料のたたき台をサクッと作りたい
このような悩みをお持ちの方、すでに解決方法があるのご存知でしたか?
生成AIは、文章や画像の生成だけでなく、今や資料/プレゼン作成も任せられる時代になっています。
しかも、ツールによっては生成した資料の編集も可能に!
本記事では、AIで資料作成を自動化できるツールを取り上げ、費用や違いについて詳しく解説していきます。
作業系はどんどんAIに任せ、思考系のタスクに人間の脳を使ってキャリアアップしていきましょう!
この記事の表紙画像は、AIで作っています。
パワポ・プレゼン資料を作成できるAIツール7選|無料で使える?
Gamma AI:無料プランあり
良い点 | 資料のクオリティが高い。日本語に対応している。 |
改善してほしい点 | 画像選定が海外寄り。 PPTでDLしたときのサイズが大きめ(Google Slideでいじろうとすると、図が崩れました)。 |
費用 | 無料プランあり。有料は月額1,200円〜2,250円(年間プランの場合)。 |
サービスURL | https://gamma.app/ |
Gamma AIは、1行のプロンプトからプレゼン資料を作成してくれる海外発のAIツールです。
プレゼン資料だけでなく、Webサイトも生成できます。
ちなみに上の添付画像は、実際に「化粧品会社を運営する会社に、LP(ランディングページ)の改善提案をする資料を作成してください。実績は、UGCを入れることで、CVR1.9倍を実現しています。」といったプロンプトで生成してみた資料です。
この指示だけで、全8ページの資料を作成してくれました。
イラストや画像、図解もたっぷりで凄すぎる…
普段なら、パワーポイントの資料の「挿入>図形」とかからやっていた作業が、ほんの数十秒で出来上がるので整える作業や中身の充実に時間を使えるようになりますね。
無料プランだと、最初に400クレジット付与されます。
1回の資料生成あたり、40クレジットぐらい消費されたので、8〜10個くらいは無料で生成できると思われます。
※クレジットとは、生成に使うお金のようなもの
イルシル:日本発で安心!無料トライアルあり!
良い点 | 安心の日本製&日本人にあったUIUXで使いやすい! |
改善してほしい点 | スライドを生成する前に、テキスト情報をしっかり入力しないと、似たようなスライドが大量に生成される。 |
費用 | 無料トライアルあり。 有料は月額1,848円〜3,278円(税込)。 |
サービスURL | https://irusiru.jp/ |
イルシルは、渋谷にあるベンチャー企業株式会社イルシルが開発したAI搭載スライド自動生成ツールです。
日本発ということもあり、「The 日本企業のいい感じのプレゼンテーション資料」を、たった数分で作成できます。
画面右下にはカスタマーサポートチャットが付いているほか、ログインすると使用手順を丁寧に解説してくれるので、「これまであまりAIに触れてこなかった」という方でも問題なく触れると思います。
個人的に感動したのは、スライドを生成した先の編集画面です。
本家パワーポイントのように、図やグラフを追加できる上に、使いやすいイラスト・画像が元から搭載されているので、「あ〜、資料に使う素材をとってくるのが面倒くさい!」から確実に解放されるでしょう。
<機密情報を入れても大丈夫なのか?>
イルシルのFAQによると、AWSにデータ自体は蓄積されるものの、AIにデータ学習されることはないとのことでした。
また、PPTデータでの書き出しもできる(無料プランでは不可)ので、本当に機密な情報はそちらで管理すると安心です。
Copilot for Microsoft:パワポで使う場合は有料プラン必須
良い点 | パワポとの互換性はもちろん、使いやすさも申し分なし |
改善してほしい点 | 画像とテキストが表示されるだけの、簡易的な資料デザインが生成される点。 |
費用 | Copilot Pro:月額3,200円 Copilot for Microsoft:月額4,497円 |
サービスURL | https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-copilot |
Microsoft社が提供する生成AIアシスタント「Copilot」が、PowerPoint(パワーポイント)に搭載されました。
動画では、「ヘルスケア業界の現状の課題と今後の展望をまとめ、プレゼンテーションを作成してください」指示するだけで資料が出来上がる様子が映されています(1分30秒ごろ)
その後「全体を10ページにまとめてください」と追加の指示をするなど、パワーポイント内でCopilotとチャットしながら資料を作成できるのが面白いですよね。
生成された後は、パワーポイントの通常の操作で編集すればいいだけなので、資料の叩き台を作るのには最適なツールと言えるでしょう。
TOME(トーム):生成AI機能は有料プラン必須
良い点 | AI生成だけでなく、ゼロから資料を作成できるほか、おしゃれなテンプレートも揃っている。 |
改善してほしい点 | 図形やグラフなどは生成されず、画像とテキストのシンプルなスタイル。あまりおしゃれではない。 |
費用 | 無料プランはあるものの、AI機能は有料のみ。 有料プランは、月額20ドルから。 |
サービスURL | https://tome.app/ |
TOMEは、カルフォルニアのスタートアップ企業Magical Tome, Inc.が開発したAIスライド生成ツールです。
日本語対応はしているため、無料版ではおしゃれなテンプレートを使って資料を制作すると良いでしょう。
※以前は、月額8〜10ドルで、無料プランでも500クレジット付与され、生成AI機能も使えたようです。
2024年9月時点では、生成AIツールの使用には課金する必要があります。
SlidesAI(Googleスライドの拡張機能):無料プランあり
良い点 | 拡張機能を入れるだけなので、使いやすい。 Googleスライドでシームレスに編集できるのが楽。 |
改善してほしい点 | 日本語対応はしているものの、文章がかなり抽象的で薄っぺらい。 |
費用 | 無料プランあり。 横展開は月額1,452円〜2,903円。 |
サービスURL | https://www.slidesai.io/ |
SlidesAIは、Googleスライドの拡張機能として開発されたプレゼン資料生成ツールです。
2024年9月現在のバージョンでは、「最低350文字以上のテキストから生成(無料版は2500文字まで)」か、「トピックから生成」を選択できます。
ゆくゆくは、PDFをアップロードして資料化する機能や、Webサイト、YouTubeのリンクからも資料化する機能が登場するそうです。
すでに1200万人以上ものユーザーがダウンロードしており、以下のような口コミが見られました(海外口コミ)。
SlidesAIには本当に助けられました。特にプレゼンの見た目の部分で大活躍しました。おかげで私の成果物のクオリティがグッと上がりました。(イタリア)
まともに動かないじゃないか。既存のファイルを編集できないし、そのテキストを手動でどこかにコピーしろってか。AIは提案はしてくれるけど、システムが自分の提案を見つけられないからって理由で採用できないし。おまけに、言語設定をドイツ語にしてるのに、ウィンドウの中のテキストがところどころスウェーデン語で出てくるし。(ドイツ)
プレゼン資料AI (ベータ版)by デザインAC:無料プランあり
良い点 | 日本発!画像素材も多く、編集・カスタマイズ性も高い。PPTでの書き出しも可能。 |
改善してほしい点 | Gammaのような図解までは未対応。画像とテキスト中心のスライドが生成されます。 |
費用 | 無料プランあり。 有料プランは月額660円(税込)〜 |
サービスURL | https://www.design-ac.net/wp/posts/1593 |
画像ACやデザインAC、イラストACなど素材サービスを展開するACワークス株式会社が開発したAI資料作成サービスです。日本発かつ素材サービスを提供していることもあり、使いやすい画像やイラストが豊富に用意されています。
※現在用意されている画像は、ACワークス社自作のものなので、著作権なども心配無用!今後はクリエイター制作画像1000万点以上を追加する予定だそうです
テキストの編集や、画像・図形・グラフの追加など、本家PowerPointを使い慣れている方なら直感的に操作できると思います。
個人的に「これは便利だな!」と思ったのは、QRコードの生成機能です。
わざわざPowerPointに書き出して共有しなくとも、QRコードひとつで資料の共有ができるのは、企業担当者にとって嬉しいポイントではないでしょうか。
40〜50代の方のポジティブな口コミも多く見られました。
「キーワードを入れるだけで簡単に見栄えよいプレゼン資料が出来るので時間の節約にもなるし、とても助かるツールです。」:50代 / 自営業・自由業
「アウトラインを素早く構築してくれるので、後は自分に必要な内容に変えるだけでよい。大変有益だと思った。」:50代 / 教職員
AIスライド by Canva:無料プランあり
良い点 | 編集や操作が簡単!スライド以外にも動画やSNS投稿も制作できる神デザインツール。当然日本語対応。 |
改善してほしい点 | 他のAIツールのように、プロンプト1行で自動生成とまではいかないところ。 |
費用 | 無料プランあり。有料は月額1,500円から。 |
サービスURL | https://www.canva.com/ja_jp/features/ai-slide/ |
言わず知れたオーストラリア発のデザインツール「Canva」からも、AIスライド生成機能が追加されました!
他のスライド生成AIツールのように、指示すれば資料を全部勝手に作ってくれるわけではなく、1枚1枚自分で作っていく形になります。
※良く捉えれば、カスタマイズ性無限大!AIはあくまでアシストのようなイメージですね
文章生成をCanva内アプリの「Magic Write」で、その文章が入ったデザインテンプレートを自動で生成してくれるので、「スライド作るの面倒くさいけど、デザインや文章の配置までしっかりこだわりたい」という方におすすめのツールかもしれません。
最後に
プレゼン資料を生成できるAIツールを7つご紹介しました。
無料で3〜5スライド作れるツールも多いので、ぜひ活用してみてください。
・Gamma AI
・イルシル
・Copilot for Microsoft
・TOME
・SlidesAI
・プレゼン資料AI
・AIスライド